出汁がらふりかけのレシピをご紹介
味噌汁を作る際、昆布や鰹節などのだしからしっかり取る、という家庭は少なくありません。
ただ、こうした出汁をとった場合、どうしても出汁がらが残ってしまいます。
まだまだ栄養成分が多く詰まっている出汁がらをそのままごみ箱に捨ててしまうのは、もったいないと思いませんか?
そんな出汁がらを上手に活用したレシピが、出汁がらふりかけです。
準備するのはふりかけを作るために十分な量の出汁がらで、鰹節の出汁がらなら約20g、昆布の出しがらは100gぐらいを準備しましょう。
一度で十分な量の出しがらが出なければその都度冷凍庫で保存しておき、ある程度の量になってから出汁がらふりかけを作るという方法もアリです。
この量の出汁がらに加えて、種を取り除いてほぐした梅干しが0.5個、白のすりごま約10g、醤油は大さじ1.5、そして砂糖は小さじ2ぐらいあると良いでしょう。
作り方ですが、まず最初に鰹節は粗目のみじん切りにカットし、昆布の出しがらは細めの千切りにします。
ご飯の上にかけて、ふりかけとして食べやすい大きさにカットするのがコツです。
これらの出汁がらと梅干を鍋に入れ、具材がひたひたに浸るぐらいの水を投入したら強火で沸騰させます。
煮ることによって出汁からの旨味が出ますし、昆布が柔らかくなり、ふりかけのおいしさがアップします。
また、梅干しの塩分と酸味が出汁とコラボして絶妙なコクが出ます。
煮る時間は、煮詰まるまでです。
水分量が多いと時間がかかるかもしれませんが、蓋はせず、水分を飛ばすようなイメージで煮詰めてください。
煮詰まってきたら醤油と砂糖も投入し、弱火で15分程度煮ることで味を浸透させましょう。
作る際のポイントと失敗しないコツ
出汁がらふりかけを作る際、いくつかのポイントを押さえると失敗しません。
1つ目のポイントは、煮詰める際には昆布がクタクタにならないよう頻繁に味見をしながら、適度な所で終了する点です。
水の量がそれほど多くなければ、強火にすればさっと水分を飛ばせるので、時間をかけずに最適なふりかけに仕上がるでしょう。
2つ目のポイントは、食材の準備を適切に行う事です。
例えば昆布を冷凍保存していた場合、ふりかけづくりの前に解凍しなければいけません。
この時、時短だからと電子レンジを使ってしまうと、昆布の食感が失われてしまうことがあるので注意が必要です。
できるだけ自然解凍がおすすめです。
また、鰹節は解凍すると水分が出て水っぽくなることもありますから、軽く手で絞っておくと良いでしょう。
3つ目のポイントは、お好みで梅干しの量を調整するという点です。
梅干しの中には塩分が入っているため、もしも梅干しの量を増やしたいなら、ふりかけがしょっぱくなりすぎないように醤油は減塩タイプを使うなど工夫すると良いでしょう。