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私たちにも無関係ではない砂漠化

砂漠

日本に住んでいると地球が砂漠化しているという話しなど嘘かと思うかもしれませんが、それ程までに地球は現在危機を迎えていると言うことを日本の人たちにも深刻に受け止めていただきたいですね。
砂漠化とは、あたり一面砂の平原が続くことをイメージするかもしれませんが、大きな定義では砂漠化とは、土壌が植物が全然育たなくなってしまう程劣化してしまうことを言います。
植物が全然育たないと言うことは、タンポポや、桜の花をみることができなくなるだけでなく、私達の食べるものを育てることができないことに繋がり、イコール食料危機を迎えることなのです。

思っている以上既に事態は深刻だった

日本の人たちはまだまだそのような事態にはならない、まだまだ何百年も先のことだと思ってしまうようですが、思っている以上危機はそこまで迫っています。
国連砂漠化対処条約事務局では私達の食料の44%は、家畜の50%は乾燥地で生産されている、 乾燥地で農業をしている人たちは26億人とも語っています。

15億人の人たちが土壌劣化 の影響を受け、干ばつと砂漠化が驚異的なスピードで進行していると語っています。
それは日本国土の三分の一程度の大きさです。

なぜ地球が砂漠化して行ってしまうのか

なぜ私達の地球が砂漠によって奪われて行ってしまうのかと言えば、過放牧や過耕作、森林減少、更に過開拓という問題があげられます。
そして砂漠化することで、次の砂漠化の事態を招くことも心配視されています。
もちろん地球の砂漠化に対して、それが起こる原因を取り除くことがとても大事なことであり、更に私達日本人があまりにも無関心であることを回避することよりはじめにスタートしなければなりません。

世界では既に動き出している

当然世界は日本以上事態を深刻に受け止めて動き出しています。
国連砂漠化防止会議では、 私達が取る必要性がある「砂漠化防止行動計画」の採択が決定しました。

生物多様性条約、気候変動枠組み条約、砂漠化対処条約 は、リオ三条約と呼ばれているものです。
私達が私達に出来る事をそれぞれすると言うことが取り組みの第一歩となります。
まず砂漠化に関心を持つと言うことからはじめ、砂漠化防止活動を現在行なっているNGOに寄付することも私達が比較的安易に出来ることではないでしょうか。

砂漠化イコール食料危機であることを私達がそれぞれもっと深く理解する必要があります。
私達の食料が一体何処から来て、そして、私達が食料を日常生活において無駄にしていることはないかということまで再検証していかなければなりません。

もう一度私達がどのような生活を送っているのかと言うことを見つめ直してください。
砂漠化は蚊帳の外の問題でなく、日本人のような今まで無関心だったと言う人たちが関心を持つことで大きく改善へと変化して行くことを期待したいものです。