しいたけの軸の佃煮のレシピ
シイタケを調理する際、軸をあらかじめ切り取って捨てるという人は少なくありません。
しかしこの軸には実はおいしい旨味成分が詰まっていて、工夫すればふりかけとして使えたり、お弁当に入れる一品にもなってくれます。
ここでは、しいたけの軸だけで作れる佃煮のレシピをご紹介しましょう。
具材で必要なのはしいたけの軸とショウガ半片だけですが、目安としては6個ぐらいを準備するのがおすすめです。
この量の軸に対して、味付けするための調味料は酒が50ml、みりんは小さじ2、砂糖は大さじ1、そして醤油は大さじ1.5を準備します。
しいたけの軸の量が多ければ、使用する調味料の量も比例して多くして問題ありません。
調理方法ですが、まず最初にしいたけの軸を食べやすい大きさにカットしていきます。
基本的には軸の先端部分を5ミリ程度切り落とすだけでOKですが、半分の長さや太さに切った方が食べやすいという人は、カットしてももちろんOKです。
しょうがはせん切りにしてください。
下準備をしたら、小さめの鍋に調味料を全て投入して、沸騰させます。
沸騰してからしいたけの軸とショウガを入れ、具材に調味料が染み込むように弱火から中火で煮詰めていきます。
汁けがなくなるまでに詰まったら、完成です。
この佃煮は、しいたけの軸だけでなく他のキノコ類の軸を使っても美味しく作れます。
アレンジして、バラエティ豊かなキノコ類の軸を集めて佃煮風に煮ても、食感のわずかな違いなどを楽しめるのではないでしょうか。
しいたけの軸の佃煮を作る際に失敗しないコツ
しいたけの軸の佃煮を作る際には、失敗しないためのコツがいくつかあります。
1つ目のコツは、鍋は小さめのものを使うのがベターという点です。
具材に調味料をしっかりと染み込ませるためには、できるだけ底面積が小さな鍋を使ったほうが時間をかけて煮詰めることができますし、味もしっかりと染み込みやすくなるでしょう。
2つ目のコツは、煮詰める際は食感を確認しながら自分好みのちょうど良い硬さに仕上げるという点です。
慣れるまでは、食感を確認しながら煮るのは難しいかもしれません。
しかし使用する調味料の量はそれほど多くないため、ちょうど良さそうな柔らかさまでに詰めたら、火を強火にして水分を飛ばせば完成します。
3つ目のコツは、しいたけの軸はある程度の量を集めてから佃煮にするという点です。
しいたけは冷凍保存することも可能なので、しいたけの軸を切り取ったら冷凍庫の中で保存しながら十分な量になるのを待つというスタンスもアリです。
しかし、冷凍すると軸は水っぽくなってしまい、食感が若干変わるリスクがあることは覚えておきましょう。