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野菜くずでベジブロス♪

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ベジブロスのレシピは簡単!

毎日の調理で野菜を使うと、野菜の種や皮、根っこやワタなどがゴミとして出てしまいます。
しかしこうした野菜くずにも栄養成分はたっぷりと含まれており、これを有効活用できるレシピが、ベジブロスです。
野菜の多くは、普段私たちが食さない上記の部分にファイトケミカルと呼ばれる栄養成分がたっぷりと含まれています。
ファイトケミカルには高い抗酸化作用があり、免疫力を高めたりアンチエイジング効果なども期待できます。

それでは、簡単に作れるベジブロスのレシピをご紹介しましょう。
使用するのは家庭で出た野菜くずで、基本的にはどんな野菜でもOKです。
ニンジンやジャガイモの皮をはじめ、キノコ類の石突、カボチャのワタ、玉ねぎの皮なども使えます。

作り方はとても簡単で、まず鍋に1リットルから2リットル程度の水を入れ、両手いっぱいの野菜くずを全て投入します。
一回の調理ではなかなか大量の野菜くずは出ない家庭が多いため、保存袋に入れて冷蔵庫の中で野菜くずを集め、十分な量になってからベジブロスを作るという方法も良いでしょう。

基本的には、野菜くずを水でグツグツと煮たてて出汁やうま味を抽出すれば、ベジブロスは完成します。
ただしその際には、臭みを除去するために酒小さじ1ぐらいを入れると良いでしょう。
酒には臭みを抑える作用がある他、野菜から出汁を出す作用もあるので、入れることによって出汁がしっかりと取れます。

家庭で作るベジブロスは、みそ汁の出汁に使っても美味しいですし、カレーやスープにも使えます。
また、調理の際に使う「水」の代わりにベジブロスを使うと、凝縮された旨味が食材の中に浸透し料理のおいしさがアップします。
幅広く使えますし、冷蔵保存なら3日ぐらいは使えるので、作りだめをするのもおすすめです。

ベジブロスのポイント

ベジブロスのポイントは、どんな食材を使うかによって、ブロスに含まれる栄養価が変わるだけでなく見た目や色も変わるという点です。
例えば抗酸化作用の高い玉ねぎを原料として使うと、見た目が黄金色になってさっぱりした風味に仕上がります。
香味が出やすいパセリやセロリなども原料として使えますが、大量に入れると風味が強く出すぎてしまうので注意しましょう。
香味の強い野菜を使う際には、あくまでも少量に抑えておくのがコツです。

野菜の色によっては見た目のスープの色が悪くなってしまうという点も、事前に理解しておきましょう。
高い抗酸化作用がある紫色をしたナスや紫玉ねぎなどは、紫の色素が落ちてスープの色が変色する原因となります。
そのため、色を気にするのであれば紫色の食材は使わない方が良いでしょう。

ベジブロスを作る際には、強火ではなく弱火でグツグツと煮るのがおすすめです。
野菜の中には、強火で煮ると煮崩れし、スープの色を濁らせてしまうものがあります。
そのため、あまり強く沸騰させないように弱火でコトコトと煮てください。