環境プランナーの資格内容
環境プランナーというのは、環境プランニング学会が評価登録と認定を行っている資格のことです。
民間の資格ではありますが、国の制度でも明確に位置づけられ、広く公に認められています。
環境プランナーは「環境プランナー」「環境プランナーER」「環境プランナーERO」の3つのグレードに分かれています。
環境プランナーERの検定試験を受けるためには環境プランナーでなければならず、環境プランナー EROの試験を受験するためには環境プランナーERの資格を持っていることが前提となります。
環境プランナー資格の目的・役割
環境教育等による環境保全の取組の促進に関する法律によって、平成25年には環境プランナー育成事業と環境プランナー資格認定事業が人材認定等事業として正式に登録されました。
環境プランナーの活躍する分野は非常に幅広く、例えばコンサルタント系であれば環境という切り口から経営改善を進めて増益を図ることができます。
また、技術系の環境プランナーであれば省エネや省資源の観点から製造工程や製品を見直すことができます。
地域の環境NPOでも総務や営業といった形でリーダーシップを取って活躍していけるのが環境プランナーの資格です。
環境プランナー資格の取得方法
環境プランナーになるためには、まず高等学校卒業以上で、2年以上の実務経験があるか、あるいは環境に関連する分野で学士・修士・博士課程のいずれかに在籍していることが条件となります。
その上で20時間以上の環境プランナーコース必須講義または1ヶ月以上の通信教育とスクーリングを修了し、90分の筆記試験に合格することで初めて環境プランナーになることができます。
大学の中には環境プランナー講座を開設しているところもありますので、そこでコースを修了して修了試験に臨むこともできます。
通信教育を希望する人は環境プランニング学会にコースの詳細が記載されており、そこから申し込みをすることができます。
通信教育の期間は1ヶ月から3ヶ月間で、スクーリングは2日間、スクーリングの会場は大阪・川崎・金沢・福岡などとなっています。
受講料は59,400円(税込み)です。
環境プランニング学会では環境プランナーコースを開催している他、環境プランナーコース無料説明会や資格制度説明会なども行なっていますので、ホームページで開催スケジュールなどを確認するといいでしょう。
環境プランナーは環境プランニング学会の会員となることができます。
学会への入会金は無料ですが、一般会員の場合は年会費として8,000円を納める必要があります。
会員になると学会会報誌が年4回メールで送られてくる他、学術講演会学会研究会への参加費用が優遇されます。