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ヴィーガンよりハードルが低いミートフリーマンデーにチャレンジ

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ミートフリーマンデーとは?

ミートフリーマンデー(Meat Free Monday)とは「月曜日には肉を食べることをやめよう」というもので、元ビートルズのポールマッカートニー氏によって提唱されました。
環境保護という側面はあるものの、動物愛護や健康維持の側面も持っている点が大きな特徴です。

例えば、肉はもともと牛や鶏、豚などの家畜から加工されます。
こうした家畜を飼育する際には、排泄物によって水質が汚染されたり、また飼育する際には大量のメタンガスや二酸化炭素ガスを発生させるために地球温暖化を進めているといった懸念があります。
月曜日には肉を食べないと心がけるだけでも、地球全体では肉の消費量が減るため、地球温暖化の抑止に貢献できます。

それだけではなく、肉の消費量が減ることで動物の命が助かります。
動物愛護の観点からも、ミートフリーマンデーには大きなメリットがあります。
さらには、肉ばかりを食べて様々な生活習慣病にかかる現代人にとっては、肉を食べない日を作れば健康面でも改善が期待できます。
そうした幅広いメリットがあることを謡っているのが、ミートフリーマンデーです。

ミートフリーマンデーが始まった理由

ミートフリーマンデーが提唱された背景には、2006年に国連から提出された「メタンガスの発生源は家畜にある」というレポートがありました。
確かに、地球上で発生しているメタンガスの約半数は家畜飼育と関連しています。
中でも牛のゲップはメタンガスの発生量が多く、世界中で飼育されている牛たちから発生する量は、なんと1年間で約20億トンにも上るのです。

しかも、メタンガスは二酸化炭素よりも温室効果が30倍程度も高いという特徴があります。
つまり、私達人間が牛肉を積極的に食べる食生活を続けていると牛の飼育数が増え、最終的に大きな環境破壊にもつながってしまうのです。
提唱者はそれまでメタンガスの原因は飛行機や自動車だと考えていたため、家畜が大きな原因だと知ってショックを受けたのだそうです。
人類すべてが肉を今すぐにやめることはできなくても、週に1日ぐらい食べない日を作ることはできるのではないかと考えたことが、ミートフリーマンデーが起こった理由でした。

ミートフリーマンデーの環境への影響

ミートフリーマンデーは、私達一人一人が気を付けることによって貢献できる活動です。
肉が好きな人でも、月曜日だけ我慢すればそれだけ肉の消費量を減らすことができ、敷いてはメタンガスの発生にもプラスの影響が期待できるでしょう。

地球温暖化によって、現在では地球上のたくさんの場所で環境破壊が進行しています。
ミートフリーマンデーはそうした環境保護の側面にも好影響があり、これからも世界規模で多くの人に取り入れてもらいたい習慣作りともいえます。