1. >
  2. >
  3. 独立行政法人国際協力機構「JICA」とは

独立行政法人国際協力機構「JICA」とは

NOIMAGE画像

JICAの活動目的

国際協力に関心のある人なら、「JICA(ジャイカ)」の言葉は一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
独立行政法人国際協力機構であるJICAは1954年、日本海外協会連合会として設立されたのが始まりです。
その後、1962年発足の海外技術協力事業団(OCTA)や1963年に発足した海外移住事業団(JEMIS)などを統合して1974年に外務省所管の法人として JICAが誕生しました。

JICAは自らのミッションを各国での開発協力および人間の安全保障・質の高い成長と定義しています。
日本が他国への開発協力を行うようになったのは、ODA(Official Development Assistanceー政府開発援助)がコロンボ・プランに参加したのが最初です。

しかし財政事情などが原因で、日本のODAは縮小の道をたどっていました。
ODAのための資金を無駄なく使うことを目的として、これまで外務省が行なっていた無償資金協力業務とJBIC(国際協力銀行)の海外経済協力業務が一元化されてJICAに継承され、新しいJICAが2008年に誕生しました。

JICAが行っている活動内容

JICAといえば青年海外協力隊を派遣していることで有名です。
青年海外協力隊は1965年に発足して以来、開発途上国の人たちと生活を共にしながら課題開発に貢献しています。
技術や知識はもちろんのこと、それぞれの隊員の持つ経験なども活用して相互理解を深め、友好親善を進めていくのが青年海外協力隊の活動内容です。

これ以外にもJICAには国際緊急援助隊事務局が設置されており、世界各国で災害が発生した際に国際緊急援助隊を派遣したり、機材や物資などの調達を行う活動をしています。
国際緊急援助隊の拠点は国内に15箇所、国外には約90箇所あり、それぞれの地域のニーズに応えたプロジェクトを形成しています。

JICAの活動に貢献するには

JICAに所属していなくても、JICAの行っている活動にはさまざまな形で貢献することができます。
海外協力隊に参加したいのであれば、まずは説明会に参加するのがおすすめです。
説明会は全国で開催されている他、WEB型の説明会もありますので、いつでも気軽に参加することができます。

説明会の日程や予約などに関してはJICAのホームページで情報を入手することができます。
また、応募もホームページから直接行うことができます。
海外協力隊に参加できるのは20歳から69歳までで、派遣には長期派遣(1年〜2年)と短期派遣(1ヶ月〜1年未満)の2種類があります。

協力隊に参加する以外にも、“Smile for All in the World”あなたのやさしさを世界へ「世界の笑顔のために」プログラムでは物品を寄付する形で国際協力に貢献することができます。