食欲の秋は食材が満載
秋になると、なぜか食欲が湧いてつい食べ過ぎてしまうという人も多いのではないでしょうか。
秋は旬の食材が目白押しで、スーパーに行くのが楽しみになってしまうほど。
そんな秋が旬の食材を早速ご紹介していきたいと思います。
秋といえばきのこ類。
しいたけやしめじ、えのきなどのきのこ全般できのこご飯なんていいですよね。
きのこにはカルシウムの吸収を助けるビタミンDが豊富で、骨を丈夫にする手助けをしてくれます。
特にしいたけには豊富で、1日天日干しをするとよりビタミンDが増加しますので、ぜひ軽く干してから食べてみてください。
またきのこには「エリタデニン」という成分が含まれていて、この栄養素は動脈硬化の予防や改善に役立つといわれています。
そしてもっとも注目したいのが「レンチナン」という成分。
レンチナンはがんを予防してくれる効果があるといわれ、海外の研究でも、しいたけをたくさん食べていた人が、がんの発症率が下がったというデータがあるようです。
チンゲンサイやなす、さといもなども秋が旬の食材。
チンゲンサイは中国からやってきた野菜で、歯ごたえがよくて食べやすいので小さいお子さんからも人気があります。
カリウムやカルシウムを豊富に含んでいるので、塩分の高い中華料理に合うのもうなずけますね。
なすは「秋茄子は嫁に食わすな」といわれるほどおいしいことで有名です。
この言葉には諸説あり、なすは体を冷やすので、お嫁さんを大切にするという意味もあるようですが、とにかくおいしいことに違いはありません。
なすは他の野菜と比べると栄養価はそこまで高くないものの、カルシウムや鉄分、カリウムなどが含まれています。
いろいろな調理法で食べられますが、油をすごく吸うので油分の摂り過ぎには気をつけて。
秋に食べたい魚は?
秋に旬の魚もたくさんあります。
いわしは旬の時期とても手頃で栄養価が高いので、ぜひ積極的にいただきたい魚。
タンパク質のほかオメガ3系の脂質が豊富で、血液をきれいにする効果が期待できます。
お刺身や煮魚、パン粉をつけて揚げ焼きにしてもイタリア風でおいしいですよ。
通年通して売られている「しらす」も、実は秋が旬。
しらすはまるごと食べられるのでカルシウムをしっかり摂ることができ、食べやすいので小さいお子さんにおすすめの魚です。
そのままつまんでも、納豆と和えても、変わりどころではパスタやピザにするなど、調理法がいろいろある万能食材です。
あとは、忘れてはいけない「秋鮭」もぜひ積極的に食べたい魚。
秋鮭は健康はもちろん、美容効果が高い魚としても知られ、海外モデルはサーモンをたくさん食べるのだそうです。
ホイル焼きにしてもよし、ムニエルやフライ、お刺身などがメジャー調理法ですが、トマトやクリームソースとの相性がいいので、パスタに加えてもおいしく食べられます。