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子供の将来が心配な環境ホルモン

ホルモンバランス

みなさんは家庭の中でも一家団らんの時など環境ホルモンのことにむついて話しあっているでしょうか。
危機は海外の問題ではなく、日本の人たちのすぐ側に寄り添っていりします。
今こそ日本の人たちが一丸になって環境の問題を深刻に受け止め、アクションを起こしていかなければならない時期にさしかかっています。

生物に必要なものを阻害してしまう

そもそも環境ホルモンとなんなのでしょうか。
外因性内分泌かく乱化学物質というものが環境ホルモンと呼ばれています。
人間を含めた生物が生きて、成長していく上で、ホルモンの働きを無視することは出来ません。

環境ホルモンの存在は、今まで正常な働きをしていたホルモンの働きを阻害して行ってしまうものです。
人間においても様々な悪影響をもたらすことになります。

生殖器の異常が起こり、卵巣ガンをはじめとしたガンのリスクを抱え、性行動の異常が起こり、精子数も減少します。
更に知能低下・学力障害が起こり、注意力が欠落し、ストレスへの過剰反応を起こすと言われています。

今環境ホルモンの問題を真剣に考えていかなければならない理由は、既に人体においても大きな影響を受け始めているからです。
野生生物への異変など頻繁に報告されていますが、人間だってもちろん例外ではありません。
同じ生き物ということで同じ深刻な被害として受け止めることになります。

若い人たちも全然元気がないのは環境ホルモンのせいか

若い人たちに精液の検査を行ったところ、正常の精液だったと言う人たちが全体(34人)に対して一人しかいなかったのは驚きの事態です。
更に若い人たちの精子の数が段々と減ってきているとも言われています。
2千万個を下回るとなかなか子供を作るのも難しいと言われていますが、それを深刻に考えなければならない程事態は深刻なのです。

どのようなものを環境ホルモンと言うのか

環境ホルモンと言われるものは70種類程度のものがあると言われています。
PCB、ダイオキシン、DDT、これらが環境ホルモンになりますが、日常生活においての殺菌剤や除草剤と言った農薬、船舶の塗料と言ったものに対しても環境ホルモンとして捉えるべきものがあります。
また、身近にあり摂取する機会もある口にピルなど合成ホルモン剤も環境ホルモンとなります。

環境ホルモンは遠くの存在ではなく、もっと身近に存在しているものとして捉えるべきなのではないでしょうか。
更に飲料や食べ物の缶の内側をコーティングしている物質、カップ麺の容器、塩化ビニール製品・ラップ類、合成洗剤、ビニール製子どものおもちゃと言ったものにも環境ホルモン問題を考えていかなければなりません。

子供さんにも安心した生活を送ってもらう為にも保護者の方々が環境ホルモンの問題を真剣に考えていかなければなりません。
また子供さんは何でも口に入れてしまうことに大きなリスクがあります。