1. >
  2. >
  3. 正しい油の捨て方について

正しい油の捨て方について

NOIMAGE画像

シンクにそのまま捨ててはいけない

揚げ物などをすると、大量の油が出てしまいますので、その処分方法で困ることもあります。
たいていの家庭では、油を保管するボックスなどを使って繰り返し使うものですが、やはり何回か使うと油の色も黒くなりますし、なにより酸化して味も悪くなってしまいますので、捨てる必要があります。

その場合、絶対にしてはいけないのが、シンクにそのまま捨てるという方法です。
油汚れというのは水質汚染の中でも、特にダメージの大きなものですので、環境保護という観点から避けるべきことと言えます。

もう一つの問題は、油を配管に流してしまうと、油が中で固まってしまって詰まりを引き起こしてしまうということです。
下水の詰まり、特に台所からつながる配管の詰まりの多くの原因は油の塊で、これは除去するのにかなり苦労します。
時に配水管詰まりを取るための薬剤を使っても溶けないことがあり、そうなると専門業者を呼んで詰まりを取ってもらうしかありませんので、不要なトラブルを起こさないためにもそのまま油を流すのは避けるようにしましょう。

燃えるゴミに出すのがベストの方法

そこで、油を捨てるために取れる方法が、燃えるゴミに出すということです。
この方法を取れば、配水管を詰まらせることもありませんし、環境を保護するという点でもダメージが少なくなります。

もっとも、油をそのまま燃えるゴミとして出すことはできませんので、いくらかの処理をする必要があります。
家庭にあるものを使ってできる最も手軽なのは、牛乳パックを使う方法です。
牛乳パックの中に新聞紙や広告などの紙を入れた上で、その中に冷えた油を入れてしっかりと封をしてからゴミに出します。

もしくは、ポリ袋を使って捨てることもでき、やはり新聞紙などを入れて油を吸収できるようにします。
その上で冷えた油を入れて、しっかりと輪ゴムなどで口をしばってから油が漏れないようにして、燃えるゴミに出します。
この牛乳パック、ポリ袋を使う方法を取る際には、一緒にある程度の水を入れておくことで、自然発火を防ぐことができます。

市販の油凝固剤を使うのも楽でいい

自宅にあるものを使って油を処理することもできますが、市販の商品を使ってもっと楽に処理することもできます。
いくつもの油凝固剤が市販されていて、とても便利です。
これは使い終わった油の中に投入するだけで、油が固まってそのままゴミ袋などに入れて捨てられるようにするというものです。

何かに入れて捨てるよりも、油が垂れて汚してしまうという問題を避けられるため、より使いやすい方法となります。
こうして燃えるゴミに捨てることによって、安心して油を処理できるのです。